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第7回AKB48選抜総選挙の順位結果とスピーチに注目
先日、第7回AKB48選抜総選挙が行われましたね!
その気になる順位はこんな感じでした。どどん!
第1位 指原莉乃
第2位 柏木由紀
第3位 渡辺麻友
第4位 高橋みなみ
第5位 松井珠理奈
第6位 山本彩
第7位 宮脇咲良
第8位 宮澤佐江
第9位 島崎遥香
第10位 横山由依
この総選挙ですが、ただ順位を決めるだけのイベントではありません。
ここから数あるドラマや名言が生まれていることを、皆さんご存知でしょうか?
今日は、AKB総選挙のスピーチから、ビジネスの世界においても間違いなく通用する、ビジネスマンが学ぶべき言葉を3つご紹介させて頂きたいと思います!
■高橋みなみ
AKBグループの総監督でもある高橋さんは今年の12月に卒業が見込まれています。
今回が最後の総選挙なので、ファンだけでなく、メンバーに向けても語りかけていました。
下記は、メンバーに向けてのスピーチからの抜粋です。
「未来は今なんです。今を頑張らないと、未来はないということ。
頑張り続けることが、難しいことだって、すごくわかってます。
でも、頑張らないと始まらないんだってことを
みんなには忘れないで欲しいんです。」
高橋さんはこの後、「努力は必ず報われる」という言葉でスピーチを結びました。
だが、高橋さんが伝えたかったのは、今すぐに努力が報われなくても、諦めずに努力を続けていれば、必ず誰かが見ていてくれていて、近い将来か遠い将来かはともかく、必ず努力に見合った評価が受けられる時が来ることを信じてほしいということです。
これはビジネスの世界においても、全く同じであると思います。
例えばトヨタ第10代社長の渡辺捷昭氏は、入社後の最初の配属が人事部厚生課で、仕事は社員食堂の改善だったそうです。
本心ではショックだったそうですが、残飯の分析を行うなどして、原価の改善に努め、この時の経験がトヨタマンとしての原点になったそうです。
どこの世界でも【諦めない心】が1番大切なのかもしれません。
■指原莉乃
「芸能界に入って、AKBに入って、なかなかセンターになれない私は、どうやったらセンターになれるんだろうと、ずっと考えていました。
どうやったら前田敦子さんや大島優子さんのようになれるのか、考えたけど、なれませんでした。私は開き直りました。
私は指原莉乃をやり通そう、そう決めました。」
会社員が、指原さんと同じような悩みを持つことは多いと思います。
例えば周囲から、「同期と比べてどう」とか「上位○%に入っていない」など相対的な評価をされることは少なくないと思います。
ただ、ここで勘違いしてはいけないのは、会社が求めているのは、あくまでエースと同じ「結果」を出すことであり、決してエースのコピー人間になれと言っているわけではないということです。
AKB48の歴史においても、絶対的エースと言われた前田敦子さんを、大島優子さんが第2回の総選挙で破りましたが、大島さんは前田さんの真似をしたから1位になれたわけではありません。
クールな前田さんに対し、元気で明るい大島さんは、むしろキャラクターとしては正反対でしたが、大島さんは自分の個性を貫いたからこそ1位になることが出来たのではないでしょうか。
エースを見習いつつも、自分なりに考えて、自分に合ったやり方を見つけて、エースと同じくらいの結果を出すことが大事だということを、常に忘れないでおきたいです。
■松井珠理奈
「ここでしっかりともう一度宣言させてください。
私、松井珠理奈は来年の総選挙で1位をとります。
この瞬間からスタートだと思うので、来年の総選挙も応援よろしくお願いします。
皆さん5位という順位をくれて、私を燃えさせてくれてありがとうございました。」
松井さんのスピーチには、目標を掲げることの大切さを改めて教えられました。
松井さんは、今回の総選挙前に「1位を取る」という目標を掲げ、5位という結果が発表された総選挙の日には本気で悔しがっていました。
目標を高く掲げることは大切です。
100点を取るぞ!という心構えだと、本当に100点を取るのはなかなか難しいですが、98点や95点は取れます。
しかし、90点でいいや、と思ってしまうと、80点や70点に陥ってしまいます。
あの本田宗一郎氏も、ホンダが町工場に過ぎなかった時代から、「オートバイで世界一になる!」と本気で宣言していました。
だからこそ、本当に世界一になることが出来たのではないでしょうか。
…このように、総選挙には、ビジネスにも使える様々な人生のヒントがちりばめられています。
まだまだ若い女の子達ですが、そのスピーチには、厳しい世界を勝ち抜いてきた人の言葉としての重みが感じられますよね。
来年はどんなスピーチが聴けるのか、今から楽しみですね!
皆さんも是非一度、その歴史に立ち合ってみてはいかがでしょうか?