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3Dプリンターという言葉は記憶に新しいと思いますが、3Dフィギュアという言葉は聞いたことがあるでしょうか。写真ではなく、思い出をフィギュアとして残す…その取り組みを行っているのは廣橋博仁氏と平等之博氏です。

サンフライドを運営する二人はクリエイターであり新しいものを常に追求している人でもあります。

廣橋博仁氏いわく、『僕らが得意とするのは、“既存のモノを掛け合せて、新しい別の何かを生むこと”。

この世に存在しないまったく新しいモノや、誰もが驚く奇抜なモノを創りたいという欲求は、正直あまり無いんです。もちろん、まったく新しいモノを創るって凄いことですけど、僕がお客様の立場なら、これまで自分が創りあげてきたモノや培ってきた技術を、より有効に活かせたら嬉しいと思うんですよ。それこそが、お客様のアイデンティティを活かしたブランディングの実現だと思うし、そのための企画提案は、僕らが1番自信を持っているところです。

 

サンフライドは、Webの企画制作をベースに始動した会社ですが、Webだけを扱うつもりは当初から無くて、ユニークな事業を創り出したいから、Web制作を通じてマーケティングを知っておきたいと考えたのが起業のきっかけでした。なので、面白いモノを創ること・面白いコトの実現においては、非常に“雑食”です。(笑) この数年間は、映画業界との良い出会いがあって、映画や映画館のプロモーション、ブランディング戦略に特化した展開をさせていただいています。』(http://www.sanfride.co.jp/specialより)とのことです。

3Dフィギュアは画期的ですがあくまでサンフライドの事業の一環であり、すべてではありません。雑食と語っていますが、その言葉の通りあくなき探究心がサンフライドの多くの事業を手掛けるきっかけとなっているのだと思います。

 

一方平等之博氏は、『これまで3Dプリンタというと企業向けのもの、というイメージが強かったんですが、その技術を使って個人向けに、何か人の心に残るような、面白いことができないかと考えたのが始まりです。入学式や結婚記念、妊娠の時の姿を残したいという方や、プロボーズのシーンをそのまま再現してフィギュアを作りたい、という方もいらっしゃいました。写真だと2D、平面ですが、フィギュアだと360度どの角度からも姿を見渡せるので、“自分ってこんなに猫背だったんだ…”なんて気付きがあるなど、新鮮な発見も多いんです。いきなり当スタジオに連れてこられたと思ったら、実はプレゼント用の撮影だった…なんていうこともありました。』と語っています。

3Dプリンタは企業向けだけではなく、個人にも向けたサービスを行うことができるものだということを、フィギュアを通して証明してくれています。平面ではなく立体的な思い出を残す、新しい取り組みは今後多くの人に知られていくことになる新しいサービスだと思います。

 

サンフライド

http://www.sanfride.co.jp/

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