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北朝鮮の核問題がニュースをにぎわせている昨今、先日テレビをみていたら日本でも核シェルターの販売数が増えているとのこと。気になってちょっと調べてみました。

現在日本での核シェルターの普及率は0.02%と言われており、10000人に2人しか核シェルターで身を守ることができない状態のようです。この数値もここ数年で多少の上昇は見られるかと思いますが、他国の状況をみてみると核シェルターについて日本がどれほど遅れているのかが浮彫りになります。

中央ヨーロッパのスイスはなんと核シェルター普及率は100%。スイスでは家を建てる時にはシェルターを作ることを義務としているため、有事の時にはすべての国民がシェルターで身を守ることができるのです。同様に100%の普及率を見せているのがイスラエル。そして、ノルウェーでも98%という高い普及率になっています。また、アメリカやロシアなどの先進国も82%・78%とともに非常に高い普及率で、シェルターの有効性を感じている国が多いのが見て取ってわかります。

このような状況下で日本では0.02%という普及率にとどまっている理由としては、日本は人口の密集している都市部が多く、スペースの確保が不十分という理由もありますし、核を持たない国を明言しているので、そこに対して備える準備をしてこなかったということもあるかと思います。ただ、核の恐ろしさを知る我々日本だからこそ、今の北朝鮮状況をみると核シェルターのような万が一に備える施設は準備不可欠なのではないかという動きが出ているもの確かです。そのため今まではハウスクリーニングやセキュリティーシステムの販売を行っていたメノガイアでも昨年末より核シェルターの販売を開始するなど、新しい市場として、核シェルターを扱う販売店も増えています。スペースや費用的にすべての人がシェルターを持つことができるようになるのは厳しいかもしれませんが、自分の身は自分で守る、家族の命を守るものとしてシェルターは一つの選択肢になりえると思いました。

 

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