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私たちの頭上を毎日絶え間なく照らしつづけてくれている「照明」。改めて考えてみると、私たちは日光よりも人工の光と付き合う時間のほうが1日のなかで圧倒的に長いですよね。

そういえば、とても不思議なのですが、照明の光はつねに人間の生活を支えてくれているはずなのに、存在自体はあまり目立ちません。たとえば、日光が頭上を照らす場合はすぐに気づくものの、もはや無意識に「あって当たり前」と思い込まれている照明の存在感のなさをポジティブな方向に昇華したのが「株式会社モデュレックス」ではないでしょうか。

 

モデュレックスはホテル、医療施設、個人邸宅、商業施設など、様々な環境に適応する照明をつくりだせるよう、独自の理念をもって「光」を探求する企業です。この理念のなかで私が個人的に興味を惹かれたのは「照明の存在を消す」というところ。照明がメインのはずなのに、それをあえて「消す」とは、一体どういうことなのだろう?

モデュレックスの公式ホームページにて以上に記載した照明の存在感に言及しているのは「舞台照明」について書かれているブランドビジョンのページです。このページには、他にも、光りの情感や照明器具に対するこだわりが美しい写真とともに掲載されています。

 

さて、モデュレックスではどのように舞台照明のあり方を活用しているのでしょう?まず、舞台照明に最も求められるのは芸術性だと思います。舞台照明の仕事は単純に捉えると役者が観客によく見えるよう光を当てるのみですが、演技のひとつひとつの動作やその場の一体感をより印象的なものに変化させるならば、それらを実現させる光が必須・・・・しかし、あくまでも主役は「人間」であって、「照明」ではありません。だからこそ、照明器具の存在を隠さなければならないのです。存在感を隠しながらも、雰囲気をつくりあげる空間演出をするためのパフォーマンスを最大限発揮する・・・・それが、モデュレックスが舞台照明を参考にし、同時に理想としている光のあり方なのでしょう。

 

それにしても、「存在感を消しながら、最高の光のパフォーマンスを発揮する照明」というのは、私たちの生活からの視点で考えると、かなり魅力的。つまり、生活者のライフスタイルに寄り添い、ピッタリくる光を時間の変化とともに演出する技術があるということですから、モデュレックスの照明が商業施設をメインにしていると分かっていても、つい我が家にお迎えしたくなってしまいますね(^^)

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