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友人に頼まれて照明器具について調べていたところ、「株式会社モデュレックス」という企業に行き着きました。ここでは主に商業施設に設置する照明の開発等に携わっているようですが、当初は器具にのみ興味があったものの、少しずつ、モデュレックスが行う「空間演出」に惹かれていくようになっていったのです。

 

商業施設といっても、医療施設や飲食関係、個人の邸宅、ホテルなど、モデュレックスではかなり幅広い場所に照明を納入しているようで、それはつまり、あらゆるタイプの空間に適応する「光」を提供できる、ということになるのでは・・・・?そう考えると、変幻自在な照明器具が、どのように空間を魅力的に変身させるのか、この目で確かめたくなってしまいます!

そのなかでも特に気になってしまったのが医療施設です。

これはあくまでも個人的な想像なのですが、身体や心に何かしらの不安がある方々にとって、強烈な光というのは、精神的に苦痛を与えてしまうものだと思います。だからといって病室の照明が弱すぎては、診察や治療に支障をきたしますし、暗い部屋は患者さんの不安を余計あおってしまうでしょう。

そう考えると、病院を訪れる患者さんと医療スタッフ双方が「安心できる光の存在」というのは、かなり重要ではないかと。病院というのは混み具合によって診察時間までかなり待つ場合がありますし、例えば妊婦さんにとって、お腹に命を抱えた状態で長時間待機しなければならないのは、きっと苦痛になることも・・・・。どんな状態でも、できるだけネガティブにならずに心穏やかに待っていられるならば、それは患者さんの心身の健康に繋がりますし、実際モデュレックスでは産婦人科にも照明を納入していることから、誰もが安心できる、そんな「あたたかみのある光」をつくりだせるということなのでしょう。

 

「安心」という意味で考えてみると、個人の邸宅やホテルにも、ある程度の「温もりを感じさせる光」が必要ではないかと。しかしただ単純なリラックス感だけではなく、ラグジュアリーな空気感や、大切な人との距離を日常よりも近くしてくれる、濃密な時間を演出する光が適しているように思います。

また、商業施設に照明を納入するならば、店の雰囲気や商品についてきちんと把握し、商品を手にとったお客さんがより魅力的に輝けるような光を提案しなければならないでしょう。
このように、「あたたかい」と言っても、その場の雰囲気や特徴により、求められる演出はじつに様々。そのひとつひとつに適応できるモデュレックスの空間演出に掲げる理念をこれからも追いかけていきたいですね。

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