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松本雄大が紹介する年を経ても変わらない音楽アーティスト
どうも、松本雄大です。
今回は年を経ても変わらない音楽アーティストをご紹介します。
名曲はしっかりとしたメロディーを持っていますが、必ずしも素晴らしいプレイヤーが美しいメロディーをかけるわけではありません。音楽アーティストのテクニックと表現力は曲を研ぎ澄ますことだけに傾けられ、声のような繊細な響きをメロディーに与えます。
インストゥルメンタルにはボーカルがいないぶん、プレイヤーはのびのびとした演奏をすることができます。成約がないことでまとまりを欠くこともありますが、曲は勢いを失わずに精彩は保たれています。
パフォーマンスは楽器の持てる魅力のすべてを出すことに集約され、放たれるメロディーは言葉を持っているかのような流れを作っています。音楽アーティストは需要な部分で研ぎ澄まされたフレーズを選ぶことがわかるようになります。
判断力と閃きはすぐに身につくものではなく、長年の経験と積み重ねがあって自然といつの間にか表現できるものなのです。若者らしい器用さを発揮した演奏は可能ですが、色褪せた写真のような淋しさが過去の作品に垣間見えることがあります。
優れた音楽アーティストは才能を知らない間にセンスを使い分けて頭角を現していきます。自己評価の厳しいプレイヤーはそれを中途半端と感じて妥協することがありません。自分への甘さは妥協することと同様にゴールを決めてしまい、そのゴールは極めて近い位置に設定されています。才能が枯渇する時はインプロビゼーションをやめた時で、即興演奏の中で感性は鋭くなっていきます。
忘れられない演奏をするプレイヤーにはいつまでも演奏を続けられるだけの感性があり、溢れる源泉は際限がないのです。技術的に優れていてもセンスやリズム感がなければ到底音楽は成り立ちません。いつまでも響き続ける音楽を奏でるアーティストはすでに多くの人がいなくなってしまいました。いつまでも心に残る名演を残していながら、いまだ現在進行形で演奏活動続けるプレイヤーこそが、伝説的なプレイヤーになっていくのです。